整体師になった理学療法士の体に良いハナシ

整形外科勤務経験のある理学療法士が整体師になりました。日々の学んだことや感じた体にいいおハナシを書いていきたいと思います。

OCO国際セミナー(内臓マニピュレーションⅡ)を受けて感じたマニアックなお話

こんにちは。

Body Care EARTH院長の高尾です。

 

6月9日~11日までOsteopathic College of Ontario(OCO) Dr.Steve Sanet,D.O.による内臓マニピュレーションⅡを受講してきました。

 

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僕は今回が初めての国際セミナーであり、腎臓、骨盤腔、胸腔内のMobility(可動性)、Motility(自動性)の評価、治療法やLocal診断、Thermal診断など深い学びを得られました。

 

理学療法士としてはマニピュレーションと聞くとどうしても癒着しているものをオリャ!とリリースするイメージでした。

実際に腎臓のリフトや恥骨膀胱靭帯のリリースなどは結構痛みを伴いましたが、Motility(自動性)のリリースは非常にソフトで受けているときは動きをわずかに感じる程度でした。

 

僕としては可動性はまぁ理解できるとして、自動性に関しては信じきれない部分もある状態で受講したので、この自動性を感じることが出来たのは非常に実りある講座になったともいます。

と同時に、「この自動性ってなんやろ?」と悶々と考えた結果、自分なりの考察というか妄想が出来上がったので、記録としても書いておこうと思います。

 

 

 

そもそもMotilityとは臓器自体の動きのことを言い、1サイクル約10秒で屈曲-伸展、外旋-内旋の複合した動きをしています。

臓器のある位置に該当する表面に手を触れ、奥の方から感じる圧を手掌で感じることで両方向へ同じ振幅で動いているかを評価します。

 

この動きを感じるのが難しい。

Sanet,D.O.も「このMitilityは科学的に証明できる動きではない。オステオパシーでは発生学によるものだと考えられている」と仰っていたように、何か画像診断や圧測定で数値が出るような動きではないと思う。

 

現代医学ではそうなると動きを証明できない=動いていないとなるのかもしれない。

けど、よくよく考えたら、「動いていないなんてありえない」と思った。

 

理由1:生命体は生きている間、止まっている臓器はない。

理由2:分子の運動

 

 

まず、理由1について

人体には多くの臓器があり、それぞれが機能を持っている。

例えば心臓は全身に血液をポンプのように送り出し、肺は肺胞から酸素を血中に取り込む。

心臓や肺はその動きが大きいため、感じることが容易にできる。

けど、他の臓器もちゃんと全身に作用するそれぞれの働きがある。

その為にはその臓器に何かが入り、臓器から外へ出ていくということが繰り返されている。

臓器が止まっていたらその機能が働かないやん。というのが僕の考え。

 

そして理由2

これはもはやこじつけと言われてもしょうがないかもしれないが、人体はすべて細胞の集合体であり、その細胞もさらにミクロになると分子の世界だ。

分子というのは常に分子運動をしており、それぞれの臓器を構成する分子運動の共鳴みたいなものが、Motilityとなっているのでないかという考え。

 

理由2に関しては、その考え方だと生命体以外の物資ににもMotilityがあるということになり、訳が分からなくなってしまうところもあるけど、僕の中ではしっくり来たので、一応書いておいた。たぶん、オステオパシーでの考え方ともまた違うと思う。

 

 

次に、「本当にそんな動きを感じられるのか?気のせいではないのか?」という疑惑に関しての考察というか妄想。

 

これは触る側の意識レベルの深さの問題ではないかと思う。

人体において一定のサイクルを持っている動きが4つある。

・心拍(脈)の動き

・第2次呼吸(肺呼吸)の動き

・第1次呼吸(頭蓋仙骨リズム)の動き

・内臓の動き(Motiliry)

これは上から順に1分間のサイクルが多くなっている。

医療関係者なら脈拍や肺呼吸は動きを確認したことがあるだろう。

脈拍ならだいたい総頚動脈、橈骨動脈、足背動脈あたりで確認することが多い。

じゃあ指先で脈を感じることはできるだろうか?

 

実際は出来る。初めて患者さんの脈拍を確認するときに緊張のあまり自分の指先の脈拍を感じたことはないだろうか?僕はよくある(笑)

 

ヒトは思いのほか微細な動きを感じることが出来る。

そしてこれを言ってしまうと元も子もないけど、「脈に触れる」とかいうけど、実際は触れていない。拍動による皮膚の下からくる圧を感じているだけだ。

肺呼吸の時の動きも肺の動きを感じているのではなく、肺が膨らむ際に胸郭が膨張するのを皮膚を介して感じているだけだ。

 

身体を触ることを生業にしている僕たちはよく勘違いしがちだが、僕たちは臓器、骨、筋肉の何にも直接触れていない。実際に触れているのは皮膚、もしくは服の繊維だ。

そこから意識をどの深さにもっていくかで感じるものが変わる。

「服を感じよう」と思いながら触れば服の素材を感じるし、「皮膚を感じよう」と思えば服の素材に対する意識が抜け、皮膚のテンションを感じる。

そうやって僕たちは身体の中のものの状態を認識しているのだ。

 

つまり、その意識を臓器のレベルまで深くしていくと臓器の形や動きまで感じ取れるようになる。

 

もちろん、「じゃぁやってみよ!」と簡単にできるものではなく、鍛錬が必要だと思う。

僕はよく髪の毛を本に挟み、髪の毛の形を上から確認するというやり方で意識の深さの練習をしたりする。

そうすることで髪の毛と自分の指の間にある紙を意識から外す練習になる。

 

あと、変な思い込みを捨てること

「ここはきっとこう動くはずだ」みたいな思い込みをもって触るとそれ以外の動きを感じなくなる。触れて、意識を落として、動きに従って感じていくと、徐々にわかってくるものではないかと思った。

 

 

と、今回はかなり頭ぶっ飛んでいるお話でした。

今回のお話は特に論文を調べたわけでもなく、研究したわけでもなく、悶々と思っていたことを書いただけなので、一人の妄想だと思っていてください(笑)

 

今度、僕が考えるオステオパシーについてや、この間「タッチがやばい!めちゃうまい!」とほめていただいたので、そういった内容についてお話したいと思っています。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

自然治癒力を高める整体院
Body Care EARTH(ボディケアアース)
オステオパシーカイロプラクティック、頭蓋仙骨療法

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