整体師になった理学療法士の体に良いハナシ

整形外科勤務経験のある理学療法士が整体師になりました。日々の学んだことや感じた体にいいおハナシを書いていきたいと思います。

夢、病院勤務時代~オステオパシーに出会うまで

就職は特に困らず出来た。

先輩からは徐々に理学療法士も大きな病院は飽和してきていると聞いていたが、たまたま席が空いたところに入る形で入職した。

入職した病院は整形外科単科病院。

 

元々は総合病院でいろんな疾患を見て、まんべんなく出来るように、、、くらいに考えていたけど、結局は整形外科一本になった。

実際入職すると、そこは整形外科でも少し特異的な病院であった。

知っている方もいるだろうけど、僕が以前勤務していた病院は上肢、スポーツに非常に力を入れている病院だった。

入職したときは知らないことばかりだった。

大学によって違うのだろうけど、だいたい理学療法士って下肢を触るイメージだった。

学校で習うのも、脳卒中と人工股関節、人工膝関節、大腿骨頸部骨折。

整形疾患は主に下肢に関しての授業が多くあった。

 

先輩が話す内容が分からないことだらけだった。

解剖でそんな名称聞いたことないぞ?だらけだった。

 

見学してても全くわからない。

どう質問していいかもわからない。

けどその病院は若干職人気質が残っているから、若手は見て盗め感がすごくあった。

ゆとり世代ではないけど、ゆとっていた僕には教育される環境ではなく、自分から進んで学んでいかないといけない環境はなかなか堪えた。

 

1年目、とりあえず、ひたすら働いた。

2年目、なんとなく分かりだした。

3年目、よくわからないけど、自分出来るようになった感が出だした。

 

この3年目あたりが本当に汚い言葉だけどクソだったと思う。

なんだろう、理学療法士の3年目くらいで来る訳の分からない「自分出来る感」。

出来るんじゃない、自分の見れる範囲しか見ていないんだ。

 

実習生、患者さんから質問されても、場つなぎ的な答えを出す。

今考えると、ほんとにダメな理学療法士だったと思う。

 

4年目、後輩と経験年数が僕より一つ上の人が入職した。

この年が自分にとってターニングポイントだった。

後輩と、そのスタッフがとてもできる人だった。

僕と全然見れる範囲が違う。

え、そんなことまで加味するの?っていうくらい見方が深かった。

焦った、劣等感がすごかった。

患者さんからの信頼のされ方も違う。

僕があと1年したところで、あのレベルまで到達しているところが想像できなかった。

 

恥を忍んで、そのスタッフに相談した。

色々教えてくれた。初めて、ヒトの身体って面白いなと思い、久しぶりに勉強を楽しいと思えた。

 

そこから「そのスタッフから学んでも、そのスタッフと同じレベルまでは到達しない。なら、そのスタッフ以外でも勉強をする必要がある」そう思うようになった。

 

そして、研修会に行くようになった。

職場にたまたまハガキが来ていた、AKA-博多法の研修会。

正直、どんな手技でもよかった。

ただ、うちの職場ではまだしている人がいないものを学びたかった。

実際にAKA-博多法の研修会に行くようになって、色々教わった。

関節の形、関節運動時の骨の動き、関節や皮膚への刺激の意識、以前書いた記事のタッチの方法も原点はここにあった。

 

とりあえず、1年間、1クール通った。

見方が広がった。出来ることが増えた。

1番患者さんの変化を感じたのはタッチの仕方だった。

弱ければ弱い刺激の方が、患者さんに効果が出ている。

ハンドリングに関しては、自力で応用を考えた。

より刺激を弱く。

より圧迫を少なく。

より接触を多く。

 

実習生にもハンドリングに関しては教えるようになった。

実習生が「患者さんから『今までよりも安心して身体を預けられるようになったね』って言ってもらいました!」って嬉しそうに報告してくるのが嬉しくなった。

 

ただ、AKA-博田法に関しては考え方にどうしても賛同できなかった。

そしてこの頃はまだ哲学よりもテクニックが欲しくて、テクニックばかり気にしていた。

当然、途中で頭打ちになった。

そして、ずっと気になっていることを調べてみることにした。

 

「なんで仙腸関節仙腸関節ってこだわるんだろう?」

 

理学療法士の世界には流行りがある。

仙腸関節

ファシリテーション

筋膜リリース。

コア。

インソール。

内臓アプローチ。etc...

 

当時は「仙腸関節」とよく聞く時期だった。

それが気になった。

仙腸関節に何があるんだろう?

今度は勉強会に行くのではなく、自分で調べた。

 

色々出てきた。

仙骨は脊椎の土台になっている。

仙骨の運動軸は第2仙椎にある。

副交感神経節は仙髄から出ている。

身体重心は第2仙椎の前方にある。

硬膜は第2仙椎に付着している。

 

ここら辺で「ん?」ってなった。

第2仙椎が怪しい。というか硬膜の付着がどうも気になる。

 

硬膜ってことは頭蓋からも何かしらの影響がある?というより、仙骨が頭蓋にも影響する?

 

そこで頭蓋について調べていくと、某団体の頭蓋仙骨アプローチというものにたどり着いた。

DVDが数千円で出てたから購入した。

内容は「頭蓋骨は動きますよー」っていう内容だった。

頭蓋は動かないものとして習ってきてたから驚きはしたが、その程度の内容だった。

 

漠然と「もう少し、頭蓋を勉強したい」と思った。

インターネットで探した。

すると頭蓋仙骨療法はオステオパシーの中の一つだと分かった。

その時初めてオステオパシーというものを聞いた。

オステオパシーの団体のホームページをいくつか見た。

 どうやら頭蓋仙骨療法はオステオパシーでも難易度が高く、他の方法を習ってからって言うところばかりだった。

ただ、僕はその時、オステオパシーを知りたいわけではなく、頭蓋仙骨療法を知りたかった。

そこで見つけたのがPalms College of Osteopathic Medicineのクラニオセイクラルプラクティショナーコースだった。

 

続く。